令和初のすずしろの里運動会のお弁当を作りました。

メニューは、卵の変わり巻き寿司、鶏肉の唐揚げ、ウィンナー、煮〆、煮豆、焼きナス、果物(梨・りんご)で、子供の頃にお母さんに作ってもらった運動会弁当を思い出して頂けたら…と、雰囲気を演出すべく、お一人分ずつお重に詰めて提供しました。

私達すずしろの里では、刻み食やミキサー食を廃止し、命の尊厳を守る食事作りを目指すべく、理事長を筆頭に厨房、介護職、看護職のそれぞれが摂食嚥下についての学びを深めながら日々業務に取り組んでいます。

本日も各部署の協力と連携により、通常皆さんが召し上がる形態の食事『常食』、噛んだり飲み込んだりを助けながらも常食と変わらない見た目の『ソフト食』、重度の嚥下障害の方々でもスムーズな嚥下を助ける『ミキサー固形食』と、見た目と味にこだわった食事を提供することが出来ました。

利用者の皆様からも「美味しい」、「嬉しい」、「お腹いっぱい」とたくさんの幸せなお言葉を頂戴し、厨房一同、また新たな気持ちで日々の食事作りに取り組んで行きます。

ソフト食のお弁当を作るにあたり、私共の師事する『高齢者ソフト食』の開発者・黒田留美子先生の御指導や、伊那食品工業株式会社様、林兼産業株式会社様、フジッコ株式会社様など様々な企業様のご尽力により、利用者様の笑顔と食の安全に繋げることが出来ましたことを感謝申し上げます。

管理栄養士 岩元

栄養士 井上